朝型生活大変身計画

以前、雑誌に連載していた文章です。店のPRではなく、情報公開の一環です
・時間は限られたリソースだ
 ぼくも、残りの人生のことをいろいろと考えるお年頃になった。時間は、誰にとっても限りのあるリソースである。ハードディスクみたいにお店で買って来て拡張するわけにはいかない。現時点では。
 もう一度言おう。時間は、誰にとっても限られたリソースである。くれぐれもOSのインストール(たとえばの話だ)にふりまわされて、時間を失ったりしてはいけないのである。
・1日を長く生きるには
 断言しよう。1日を長く生きるには、いやなことをやりまくるか、または、早起きするかのどちらかである。
 まず、「いやなことをやりまくる」だが、1日は長く感じられるにしても、たまったストレスのために寿命を縮めかねない。この策は非現実的である。
 残る策は「早起き」しかない。24時間のうち、同じ18時間の生活でも、早起きと、そうでない場合とでは1日が違ってくる。以前は夜型だったぼくの、経験上の話である。
・ぼくの早起き計画失敗事例
 以前、インターネットやパソコン通信の通信料金の節約のため、早起きを企てたことがある。
 これはだめだった。見事に失敗した。早起きそのもののつらさよりも、その後のつらさのほうがイタかった。体が重い、頭も重い。目的が先にあっての早起きはつらい。しばらくして、でっかいかぜを引いてしまい、この計画は失敗に終わった。
・今度の早起き計画はどうして成功したか
 発想の逆転である。つまり、早起きが先で、早起きそのものが目的であり、めざすは「とにかく早起き」だったのである。人生の半分を過ぎてしまった(?)からこそできる発想である。
 早起きを始めた最初のころは、家の外をぼんやりと眺めたり、外気を吸ったりしてすごしていた。これは、一見、むだな時間である。しかし、体や頭が早起きに慣れてくるまでは、必要なことであると思う。
・早寝をする
 早起きをするために早寝するという、目的先行型の早寝は失敗しやすい。眠いから寝るのであり、毎日寝ている時間が来るから寝るのである。そうすれば早寝も自然とうまく行く。
 つまり、ここでも、早起きこそ、目的にするべき第一の事柄である。多少遅く寝ても、毎朝、一定の時間に起きていれば、次の日の夜はなんとなく眠くなる。
 しかし、なかなか寝つけないことがある。そうなると、イライラしてしまい、ますます眠れなくなったりする。
 すんなり眠るコツ。いろいろあるだろうが、まず言えるのは、寝る前にはパソコンをいじらないことだ。たとえMacintoshでもいけない。ましてや、DOSやUNIXはもっといけない。神経が興奮したり、過敏になるような状況は避けるべきである。
 ぼくの場合は、寝る前には、古めの落語や漫才の録音を聴いて笑っている。最近の落語や漫才でもよいのだが、中にはイライラするのもあるので、要注意だ。イライラしてはいけない。
 笑うことで、神経の興奮を和らげているわけだが、脳の奥からの笑いは、脳の若さを保つ作用もある(はずだ)。
・実践報告
 ぼくが、唐突に、早起き計画を始めてから半年が経つ。最初はつらかったが、このごろ、ようやく、1日の生活ペースが朝型に変わった。
 早起きといっても、ぼくがおきるのは5時半から6時の間である。世間には日常的に4時前に起きている人々もたくさんいるので、それほど早起きではないのかもしれないが、つい昨年まで昼夜逆転の生活が大好きだったぼくからは考えられない現象である。
 早起きが軌道に乗ってから、ようやく、朝の空いた時間にパソコンをいじるようにした。こうすると、よりはっきりと目覚めるので1日のスタートとしてはよい習慣だと思う。
 会社に勤めている人であれば、早起きして、会社に一番乗りし、静かな部屋で仕事をかたづけるのもよいだろう。どうせ残業手当が出ないのであればなおさらよい。アフターファイブは、専門学校などで自分を磨こう(って、この部分は、ぼくの実体験ではないが、あしからず)。
・くどいが
 最後にもう一度、「**するために早起きする」というのは長続きしない。「早起きができるようになったら、**する」という方針で行こう。