以前、雑誌に連載していた文章です。店のPRではなく、情報公開の一環です ・なぜ多い?パソコン貧乏。
パソコンユーザーには、「金がないからiMacが買えない」などという不埒千万な人物が多い。
このような現象は、まことに遺憾であり、なげかわしいことだ。金がないなどとネガティブな発想をするひまがあるなら、もっと建設的なアイデアを捻出したらどうかと思うのだが、いかがなものだろう。
金がないなら、金を作ろうではないか。それが無理なら、悪いことは言わない、死ぬまで買わないことだ。しかし、死ぬくらいなら、買ってしまおうという人は少なくないだろうと思う。
そう、なんだかんだ言っても、結局は、買うことになるのだ。
・目標は20万円
20万円あれば、交通費、食事代、資料代、iMac購入記念ソフト購入費、など、iMac購入に関するすべての出費をまかなうことができる。ひょっとすると、電車で運んだ後の腰痛の治療費までまかなえてしまうかもしれない。
さあ、ずばり、20万円をどうやって調達するか考えよう。
・方法1:貯金する
1日100円貯金すると、無利子でも2000日、つまり、6年で20万円たまる。6年後にiMacをゲットできる寸法だ。
1日100円くらい、貯金できそうじゃないか。
・方法2:マスキング効果を利用する
たとえば、ベンツを買おう。豪邸を購入しよう。数千万円単位で気前よく金を使えば、20万くらい、なんのこともない、はした金、誤差の範囲である。
うまくいけば、ベンツを20万円くらいまけてくれるかもしれない。つまり、iMacがただで手に入る計算だ。
・方法3:節約する
とにかく、せこく暮らすこと。薄められるものは薄め、増やせるものは増やし、使えるものは繰り返し使う。
たとえば、風邪薬は2倍に薄めて飲む。栄養ドリンクも2倍に薄めて飲む。醤油やソースも薄める。食パンは水につけて食う。食事する前に必ずスルメをかむ。紙コップや、ストロー、割り箸は何度でも使う。
家計簿をつけるのも手だ。そこまでは無理でも、レシートをノートに貼り付けるくらいなら誰でもできるだろう。
・方法4:別の何かを我慢する
たとえば、金のかかる恋人と手を切る。内気なおつきあいの段階で手を切れば、ふところは痛まない。このことに関する将来的な出費もゼロになるから、20万円くらいすぐ回収できる。
その他、車をやめる、外食をやめる、スキーをやめる、パチンコをやめる、酒・タバコをやめる、インターネットをやめる、新聞購読をやめる、など、ちょっとさがせば、いくらでもやめるものはある。
・方法5:退職金を受け取る
思い切って会社をやめれば、20万円くらいすぐである。おつりが来るくらいだろう。会社をやめれば、そのぶん、自由になる時間も増える。その時間でiMacを楽しむとよい。明日は明日の風が吹く、である。
・方法6:ギャンブルにかける
宝くじ、競馬、競輪、競艇、オートレース、わずか数百円の投資が5万円クラスのまとまった金になることはざらだ。投資額を数百円単位に押さえておけば、怪我も少ない。もちろん、勝ったら逃げる。深みにはまっては、本末転倒である。
ところで、濡れ手に泡の大金がころがりこむと、人生が狂ってしまうというアナタ。アナタの今の人生の方が狂っていて、大金が転がり込んできた人生がアナタの正しい人生だったとしたらどうします?
・方法7:募金・出資を募る
iMacファンたるもの、不法な募金は絶対に避けねばならない。
では、合法的な募金とは?家で募金を募るのである。家庭内でiMacの魅力をあることないこと吹聴し、資金を集める。だいたい、情報操作もできなくて、iMacがいじれるわけがない。がんばろう。ひとり100円の募金を集めたとしても、家族や親戚20人から集めれば2千円にもなる。チリも積もればなんとやらなのだ。
あわせて、家庭内出資者を募るのもよいだろう。iMac購入の暁には、「まっさきにさわらせてあげる」というつり文句で出資してもらう。
・方法8:なんでも拾う
ゴミ箱に(間違いなく)捨ててあるテレカ、ハイウェイカード、オレンジカード、などのプリペイドカードは、集めておいて、いざというときにためしに使ってみる。10円でも使えればもうけものだ。
また、コンビニのゴミ箱などあさると、完璧に捨ててある雑誌がゲットできることがある。
・方法9:もらう
駅前のティッシュは必ずもらう。駅前を何度も往復してたくさんもらう。コンビニの割り箸は必ずもらう。テレビは家電店で見る。市の広報をよく見て、催し事のおまけをテイクアウトする。
・方法10:時間や労力を省く
日々の雑事にかかる時間を少なくすれば、そのぶん、残業にまわせる。うまくいけば、副業アルバイトにいそしむことだって可能だ。
たとえば、掃除をしなくてすむように、部屋内は可能な限りそーっと歩く。トイレを汚さないために、家のトイレは使わない。街中のトイレや会社のトイレを使う。夜間は牛乳パックにためておき、翌日会社に持っていって流せばよい。食器を洗わなくてすむように、食器は使わない。食事は、新聞折込の広告によそればよい。それで十分だ。
つらいが、実にまっとうな手法である。
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