以前、雑誌に連載していた文章です。店のPRではなく、情報公開の一環です ・メールにバーンとひわいな単語が!
新年そうそうメールボックスを開くと、プレビュー画面にひわいな言葉がドーンとひとつ。具体的にここには書けないが。
みごとに、イタズラされたなと思って、メールのタイトルを見ると、「事務局よりお問い合わせの件に関しまして」といういたってまじめなもの。お問い合わせ?ひわいな言葉を他人さまに問い合わせたおぼえはないのだけど。
・忘れられたパスワード
メールの全文を読んでようやくコトの真相が理解できた。瞬間、顔から火が吹き出した。”事務局”って、ひょっとして女性職員が対応したのではないだろうか。このひわいな言葉は、ぼくが、”事務局”の職員に”書かせた”言葉だったのだ!
思い出したのだが、1年以上も前に入会したネット上のメール転送に関するサービスが無料から有料に移行するので、最近使っていないサービスでもあるし、この際、解約しようとしたものの、解約手続きに必要なパスワードを忘れていることに気づき、事務局宛てに、自分のパスワードの調査を依頼していたのである。その調査の結果が、例のひわいな単語が書かれたメールだったのだ。
・パスワードとのお付き合いを暴露する
ぼくは、何年もパソコン通信やインターネットしているが、そうすると、あちこちの場所でパスワードを設定している。
パスワードは、「自分がおぼえやすく、他人が想像しにくい」ものを設定するのが原則だろう。だが、そんなつごうのよい文字列がそうそうあるわけでもない。
たとえば、某看護学校の寮の電話番号に設定したって、必ずしも「他人が想像しにくい」ものとは限らない。しかも、自分自身、数ヶ月もすると、どこの寮の電話番号だったか忘れてしまったりする。
パスワードをランダムな文字列にすると、「自分がおぼえやすく」という要求に反する。忘れることは間違いないから、紙にメモしておくと、今度は、そのメモ自体がなくなってしまう。パソコン内にファイルとして記録しておくと、そのファイル自体がどこにあったかわからなくなってしまう。ファイル検索で事無きを得るが、ある日、OSのインストールにはまって、HDDを再フォーマットしたあと、真っ青になったりする。
要するに、ぼくは、どうしようもなくだらしない人間なのである。
・最適なパスワードは人前で言えない言葉?
渋谷駅前のスクランブル交差点に露天風呂を作ると、誰も入ったことのない秘湯になるそうだ。
ぼくは、パスワードとして「誰でも知っているが、推測するのを思いとどまる」言葉に設定することにした。
これが、先頭で紹介したひわいなメール事件の原因になった。ぼくは、そういうパスワードを設定したこと自体を忘れてしまっていたのだ。
・応用
ひとつの言葉だけのパスワードではすぐに推測されてしまう。最近は、いくつかの言葉と組み合わせる方針にした。たとえば、「AAAの****をBBBBしたらCCCCだった」という具合である。AAAには人名、****は人前では大声で言いにくい言葉。BBBBは動詞、CCCCは形容詞である。あくまでも一例だが、具体的に書けないので許して欲しい。
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