6等はグァム旅行

以前、雑誌に連載していた文章です。店のPRではなく、情報公開の一環です
 「お父さん,6等はグァム旅行だよね?」
 先日,子ぶたたちを車に乗せて市内を走っていたときに,いきなり健次郎( 7歳)が問いかけてきました.6等ってなに?グァム旅行ってなに?ぽかーん. こっちにはさっぱりわからんぞー.
 「2等はヨーロッパ旅行だよねー?」と明子(4歳).君たちはぼくの知ら ないことで盛り上がっているな?
 「6等ってなんだっけ」子ぶたたちの会話が飲み込めないぼく.
 「福引きだよ.パフォーマの福引き」ぱ,パフォーマの福引き?ひょっとし て1等はパフォーマが当たるのか?年末年始にそんな福引きでもやったっけか? あっ,そうだあ.
 と,ここまできてやっと子ぶたたちの会話の意味がわかりました.
●デスクトップトムトム
 実は,標記のCD-ROMを購入して子ぶたたちに好きに遊ばせておいたの です.これ,福引きとかビンゴとかのわいわいやれるパーティーネタが8本つま っているCD-ROMなのですが,ぼくが説明しなくても勝手にあそべそうなの で楽だなと思って買ったソフトなのです.そういえば子ぶたたちは福引きを熱心 にやっていたってことを思い出しました.どういうわけか,こういう単純なヤツ がわが家ではいつも人気になるようで.
 で,ソフトの内容を自分ではたしかめずに,こぶたたちに勝手に遊ばせてお く.最近はこのパターンが増えています.
 パフォーマ相手に遊ばせておけば親は楽だしい,なんて考えはいけませんね .
●明子,Windowsをさわる
 「お父さん,これできないよー」それからパソコンショップにめずらしく子 ぶたたちを連れていったのですが,いつものパフォーマ気分でWindowsマ シンをさわった明子がゲームがあそべずに困っています.
 おお,4歳の明子にはパフォーマは使えてもWindowsはやっぱり使え ない.つまり,パフォーマは使いやすいけど,Windowsは使いにくいって ことか,ふむふむ,などと思って画面を見ると,どうりで,画面はWindow sのソリテアゲームでした.そりゃあ君,そのゲームは初めてじゃできないよ.
 ふと見ると,あっちのパソコンでは健次郎が,向こうのパソコンでは信太郎 が,それぞれにマウスでかちゃかちゃやっていますが,どうやら何もできないよ うすでした.とほほ.
●こぶた,大きなパフォーマと対面
 そのパソコンショップで,3人のこぶたたちはパフォーマ630と対面しま した.
 「ほら,今のパフォーマはこんなに大きいんだよねー」と,ぼくはしきりに 強調するのですが,だれものってきません.あのさー,大きいからどうしたんだ ?という表情をしています.
 「なんかやりたいなー」ぽつんと,明子.At Easeに表示されている アイコンの図柄も違うのでとまどっているようです.
 画面サイズがパフォーマ275より大きい,その他もろもろのパフォーマ6 30のハードのスペックに子ぶたたちは無関心ってことですね.そんなことより も,何ができるかが問題で,何かおもしろいことをやらせてほしいなっていうこ とのほうが重要なことなのでしょうね.うーん,それってパソコン利用の原点で すよね.
●ワコムのアートパッド
 アートパッドというタブレットをつなぎました.お絵かきが好きな子ぶたが いるので自然な感じで絵が描けるタブレットを使わせてあげたかったのです.
 反応は上々でした.ぼくが使ってみても違和感なく使えました.ペンで描い ている自然な感じがします.
 こいつは,いいぞー,使えるぞ,と思ったものの,慣れというのはおそろし いもので,しばらくすると「やっぱり,こっちのほうがいいや」と言って,みん なマウスに持ちかえてお絵かきしていました.マウスだったらそれ一本でなんで もできちゃうわけですから確かに手軽ですよね.
 このできごとで,マウスの優秀さに感心すると同時に,慣れの問題も含めて ,人とパソコンとのインターフェースの難しさを思い知らされました.
●カラープリンタ入手難
 タブレットも入れたことですし,ぼくはカラープリンタの購入宣言をしてみ ました.すると,子ぶたたちも思いはいっしょだったようで大喜びです.こぶた たちのお母さんも出てきて賛同していました.
 しかし,時は,年末年始の混乱期でした.ちょうど年賀状作成時期とかさな ったためか,カラープリンタは入手難になっていました.近所のお店をまわって みましたが狙った機種はどこにもありません.
 それからしばらくの間,わが家に宅急便が来ると,こぶたたちが集まってき て「お父さん.これ,カラープリンタ?」と聞きます.「ちがうよ」「なーんだ 」失望の声.カラープリンタはそれほどまでに期待される存在になっているので した.
●塗り絵ソフト
 アポロンクリエイトから発売されたPAINTING SOFTは名作アニ メの線画がたくさん入っている塗り絵専用のデータ集です.実際に塗り絵を楽し むにはキッドピクスなどのペイントソフトが必要です.
 わが家ではためしていませんが,キッドピクスとキッドピクスコンパニオン の組み合わせで使うと色づけした塗り絵が紙しばいになるそうです.紙しばいに はプロの声優さんの声も入っているそうですし,自分で声を吹き込むこともでき るようです.
 「アラジンと魔法のランプの塗り絵やってみない?」これは,ぼく(39歳 ).
 「シンデレラがいいなー」これは,いきなり好き勝手なことを言う明子.
 「シンデレラはないの.ほら,アラジンと魔法のランプ,塗り絵が50枚も あるだろー.ほら,こういう絵もあるし」
 「これがいいなー」すぐなびくやつ.
 さっそく,手慣れたマウスさばきで塗り絵を始めた明子ですが,塗り方がダ イナミックというかなんというか固定観念にしばられない色使いです.どんな色 使いでも手軽に塗れるのがパソコンお絵かきのいいところですよね.塗り直しは 自由だし,色ムラも出ないし.
 「どこ?はだいろはどこ?あー,おじさん,はだいろなんだー,ふふふ.こ のあと,青にしてやろう.うきゃー.あら,アンタ,真っ青じゃないの.どうし たの?うきょー.今度は真っ赤だ.あんた,赤鬼さん?うわー.英語の人になっ ちゃった.うきゃー,できた」
 最後が意味不明ですが,こんな感じで,はしゃいでいました.普通の塗り絵 にくらべて色がはみ出ることもなく,手軽に楽しめるので,ノリもいいようです .ただし,線画の部分を塗りつぶしてしまうとはみ出てしまいますけど.
 「もうできたの?塗ってないところがあるよ」
 「いいの.あー,セーラームーンはないのかなぁ.」
 「ないよ」
 「じゃ,キティーちゃんはない?ま,いっか,アラジンで」 「お,これ, キッドピクスか」そこへやってきた長男の信太郎(11歳).
 「これ,塗り絵なんだよ」説明する明子.信太郎はマウスを受け取って,ち ょこちょこっとペイントを試してみます.
 「なぁんだ,そういうわけか」信太郎,興味を示さず,行ってしまいました .まあ,当然かもしれません.塗り絵は小学5年生の信太郎には興味のないこと でしょう.
 アラジンと魔法のランプ,ウサギとカメ,を始めとする,このシリーズ.小 さな子ぶたちゃんがいるお宅に最適と思います.
●パフォーマに集まるやじうまのように
 さて,こぶたたちのパフォーマとの関わり方を見ていると,波があるのに気 づきます.とても熱心にパフォーマしているときもあれば,しばらく誰も見向き もしないときもあります.
 こぶたたちがパフォーマに目をむけるかどうかのきっかけは誰かがパフォー マをいじるかどうかです.それまでまったくパフォーマの存在を忘れていたよう に見えるこぶたたちも,誰かがパフォーマをいじりだすと集まってきて,決まっ て奪い合いになります.パフォーマをいじる順番を確保するためにどなる者あり ,泣く者ありの状況におちいります.
 誰かが使い始めるとざーっと集まって奪い合いする一方で,誰も使っていな いと誰もが忘れてしまうという状況.もう少しうまく使えば好きなだけ使えるの にさ.