以前、雑誌に連載していた文章です。店のPRではなく、情報公開の一環です パフォーマ275を昨年のクリスマスに購入して1年がたちました.早いものです.パフォーマとともに子ブタたちも成長しました.あの頃のことを思い出すととてもなつかしく思えます.
今夜も階下からはパフォーマのハイなしゃべり声が聞こえてきます.パフォーマってヤツはにぎやかでひょうきんで明るいいいヤツなんですよ.
●3匹の子ブタは本当にパソコン初心者だった
パフォーマが”家庭でのパソコン”としての存在を示した功績は高いと思います.
意外に思われるかもしれませんが,当時のぼくは,『家庭でパソコン,家族でパソコンっていうのはまだ早いよ』なんぞと思っていました.一転,買いに走るまで,子ブタたちにパソコンを買い与えるなんぞという事はほとんど考えのスミっこにもありませんでした.
子ブタたちにとって,本当にマウスもキーボードも生まれて初めてさわったものでした.ですから,パフォーマがわが家にやって来たときに,いきなり3歳の明子がよたよたしながらもマウスで遊べたことは,今思い出してみるとおどろきです.
●ドラクエ続くよどこまでも
1年前,長男の信太郎はファミコンのドラゴンクエストを熱心にやっていました.それも,ドラゴンクエスト2でも3でもなくドラゴンクエスト無印をやっていたのです!
ドラクエファンの信太郎を見て,ひょっとすると信太郎にはパフォーマよりもクアドラのほうが,ドラクエと発音が似ていていいんではないかなどとシャレにもならないことを考えていた当時のぼくでありました.
ほぼ1年後の今日,信太郎に聞いてみたところ,ドラゴンクエストはいまだにやっているそうです!?最近では弟の健次郎と,武器の話とか,呪文の話とかをして兄弟でドラクエ無印の情報交換をしています.うーん,何年でも1本のゲームソフトで遊べるすごいヤツ.
●最近はブロック崩しに凝っているぞ
パフォーマ君がやってきた最初のうち,信太郎はかなり冷静でした.パフォーマにさわる時間は子ブタたちの中で一番少なかったと思います.おそらくはファミコンのほうに魅力を感じていたのでしょう.
今では,パフォーマもファミコンもしっかり楽しんでいますが.
ゲーム派の信太郎の近況ですけど,一時,テトリスもどきゲームにやたら熱をあげていました.今は,さらにシンプルなブロック崩しを熱心にやっています.
とにかく,気に入ったソフトはとことん飽きずにつきつめる.これが彼の長所なのかもしれません.
●親指クリック姫の明子
ぼくもかなりずぼらな性格で,子ブタにマウスのころがしかたは教えたものの,マウスボタンのクリックの仕方は教えていませんでした.ボタンのクリックくらいできるだろうと思っていたのです.
しかし,これはまずかったですね.子どもって何が起こるかわからないです.さいわいわが家ではそういうことはありませんが,日本も広いですから,マッキントッシュにおしっこしてしまった,ウンチしてしまった,なんていうご家庭もあるのではないでしょうか.
で,マウスクリックの話にもどります.ぼくも気づかなかったのですが,明子はなんと親指でマウスボタンをクリックしていたのです.この辺の事情について,MACUSER誌のMACBINの子ブタたちの様子を収録したQTムービーに動かぬ証拠が残ってしまいました.
で,ぼくのほうは,クリックの仕方をその後もなおしていませんので,一生このままかもしれません.
何年か後,『ああ,丹羽明子さん?あー,あの,マウスボタンを親指でクリックしてたユニークな子ね.あー,そうなの.会えてうれしいわ』なんて言われることになるのでしょうか.
それにしてもこの一件,QTというデジタルデータで残ってしまいましたから,劣化せずに長期間保存されるはずです.ですから未来の人類がこれを見て『へー,マウスにはこういう使い方もあったのか!』と感嘆するなんてこともあると思っています.
●消しゴムツールの使い方を教えてくれる明子
男の兄弟2人がどちらかというとゲーム指向なのに対して,明子は最初からずっとお絵かき派でした.お気に入りのソフトは”キッズペイント”と”Millie’s Math House”と”おばあちゃんとぼくと”です.
先日は,ニコニコしながらぼくに「おもしろいこと教えてあげる」
ぼく「どれどれ」つきあうことにする.
明子「こうして,あー,むらさきに塗ろうかな」操作もスムーズで立派なもんです.
明子「わお.すごい」瞬間的に色を塗れてしまうのはペイントソフトのいいところですよね.
明子「これを,こうやって」どうやら,消しゴムツールで画面を消すときの消し方のバリエーションをぼくに見せたいらしいのです.
明子「あれ?」どうやら,失敗したようです.平凡な消え方でしたから.
その後も,何度かお手並みを拝見させていただきました.消しゴムツールはなかなか劇的な消し方を見せてくれませんでしたが,マウスさばきそのものはなめらかにやってくれます.ひょっとして本能として生まれつき備わっていたんではなかろうかと思うくらい見事なマウスさばきです.いやあ,1年間というものはここまで差をつけてくれるのですね.ほめすぎですが.
幼児がマッキントッシュをクリエイティブツールとして,自分の手足のように自由にあやつる.まあ,こんなことは日本全国で毎日起こっていることなんですが,大学生のとき初めてコンピュータなるタンスのようにでかいシロモノを見た中年おじんはただただびっくりなのですよ.実際,今でも,パソコンを前にして「いやあ,私は大学の時,情報処理の講義をとらなかったもので,パソコンは大の苦手なんですよ」なんぞとワケの分からぬ時代錯誤的な事を言ってパソコンから逃げようとする中年はそこかしこにいっぱいいるのですからね.
●彼女にとってパフォーマはプラスだったのか?
パフォーマが来てからというもの,兄2人とのパフォーマ争奪戦に連戦連敗の明子.泣かされてばかりいます.こりずに今日もまたパフォーマの電源をオンする明子.彼女にとって,パフォーマの存在はプラスになっているのでしょうか?
●中間派の健次郎
マッキントッシュとのつきあい方に個性をふりまく信太郎と明子の間にあって,健次郎は中間派とでもいうべき存在です.
お兄ちゃんの信太郎がゲームをやり始めるとくっついて画面をのぞきこんでいますし,明子がお絵かきをし始めるときも同じです.他人がやっているとおもしろく思うのですが,かといって自分が強烈に好きなソフトは特定できないという感じです.
まだ幼いからお兄ちゃんには後についていくことになりますし,小学1年生になって,保育園児の明子よりもいろいろなことがわかるということもあるのでしょう.
ただ,3人の中では一番チャレンジ精神が強いかもしれません.新しいCD-ROMを入れると,次から次へとボタンをクリックしまくって,3人の中で最初に最後まで見てしまいます.ソフトを見ている間はだまって集中していますが,CD-ROMのとろさには文句を言いまくります.試せることはなんでも試してみようと,やたらクリックしまくります.そうして最後まで見てしまうと,はいそれで終わりというタイプです.ひょっとして,子どものマッキントッシュとのつきあい方としては,このタイプが一般的かもしれません.
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