年末大作戦開始

以前、雑誌に連載していた文章です。店のPRではなく、情報公開の一環です
 パフォーマ購入1年の思い出にひたっているうちに,はや年末になってしま いました.
 今回は,年末をひかえてのパフォーマに関する大作戦を紹介します.笑っち ゃう(泣いちゃう?)のは,大作戦と言いながら,どの作戦も終了していないと いうことです.とほほ.
 さて,大作戦の前にパワーCD事件です.
●パワーCDあらわる
 正直言いますと,純正CD-ROMドライブは欲しいもののひとつでした. 以前から使ってきた緑電子のCXA-301では読めないCD-ROMもあったのです.でも,2台も買うほどお金がー.つらいですよ.そんなところへふって わいた純正のパワーCD.
 うれしいですが標準速です.倍速でも遅いのに標準速ですぞ!待ちきれない 子ぶた健次郎のイライラが計算上は2倍になるぞー.
●いまさら言っても遅いが,このデザインはどうにかならないか
 さて,さっそく使おうと思ったものの,わが家には手持ちの50Pアンフェ ノールのSCSIケーブルがなかったのですぐには接続できません.残念!
 ぼくが箱からパワーCDを出していると「これ,なに?何するの?」子ぶた ばかりでなく,奥さんまで登場して不思議そうに目を丸くして見ています.みな ,遠巻きに見ているだけで近寄りません.でもねー,このデザインじゃ無理もな いですよ.すごくハイテクな感じがしてしまいますもん.(あ,それでいいのか な..)
 それから1週間以上,なぜか子ぶたたちはパフォーマにさわらなくなってし まいました.うーん,これって,パワーCDのデザインがちょっとおっかないか らなのでしょうか.
●さて,年末大作戦.年賀状はどうする
 自分の宣伝になってしまいますが,このたび,技術評論社(あー他社だあ) より『ポストカードデザインコレクション』(2900円)という本を出しまし た.共著です.この本は年賀状や暑中見舞,結婚通知,クリスマスカードなど季 節のハガキにぴったりのイラストと親切な解説がグーです.って,自分が書いて いるのだからほめるしかないんですけど.で,マッキントッシュとWindow sの部分を書いているのがぼくです.
 こういう本を出しているわけですから,一応,3匹の子ぶたとしてもパフォ ーマで年賀状をつくりたいわけです.しかし,問題はいくつもあります.
●年賀状への壁
 まず,プリンタがありません.いまさらですが,子ぶたたちにとってプリン タは早くからそろえるべき周辺機器だったかもしれません.
 プリンタがないと,お絵かき派の明子も絵を描き捨てることになってしまう わけです.紙の無駄は防げるのですが,パソコン画面上で見ているだけでは絵を 描いているという実感が少ないのではないかと思います.
 たしかに,ディスクに保存しておけば,あとでもう一回見ることもできます が,絵をディスクに保存するという概念は相当に難しい概念なのではないでしょ うか.少なくともスケッチブックに描きためるようには実感を伴うものではあり ませんよ.
 くりかえしになってしまいますが,絵を描いているという実感を高め,絵の 楽しさを味わうにはプリンタが必要不可欠でしょうね.しかも,カラー.
 と,言いつつ,いまだにカラープリンタを買ってません.どれを買うかいま だに迷っているのです.
 ほんとうは,この原稿を書くまでにはカラープリンタを買って年賀状を作っ て,その顛末を原稿にするつもりだったのですが...
 で,結局引っぱり出されたのが,ぼくがDOSパソコンで以前使っていたキ ャノンのBJ-10v+エプソンLinkでした.
 最後の最後にけちってしまう.これも年末年賀状作戦の壁ですね.
●働くBJ-10v
 こうして登場したBJ-10v.やはり子ぶたたちにとってプリンタショッ クは大きかったようです.感動の嵐でした.
 「明子,こんな絵描いてない」印刷したら自分の絵の欠点に気づいてしまっ たのか,それともモノクロに違和感を感じたのか.
 「そっくりだぞ」健次郎.するどい.
 「だってさ,まる描いたのにさ」抵抗する明子.
 「ほら,まる,ここにあるじゃないか」たしかに.
 そんなこんなで,ぼくが自室で原稿を書いている今も階下からはお絵かきで にぎわう子ぶたたちの笑い声が聞こえてきます.
●プリンタはトラブルマシン
 それにしてもこのプリンタというやつ,どうしてこうも操作が複雑なんでし ょうね.わかっていれば使えるのは当然ですが,わかっていない子ぶたたちにと ってはトラブルマシンです.
 まず,紙をどうやって入れるか.シートフィーダがないのでいちいち紙を手 差しで入れないと使えないのです.その間にボタンをいくつも(?)おさないと いけない.複雑です.けちって,手差しで使えっていうぼくが悪いんでしょうけ ど.
 ほぉら,ほら.階下の笑い声が消え,信太郎がプリンタに毒づく声が聞こえ てきました.すかさず,トラブル報告隊長の明子が階段を上って来る音がします .
 「おとうさん.信ちゃんがね,印刷しようとしたらまた黒いのがね,変にな っちゃったぁ」トラブル報告隊長君,それじゃ意味不明だぞ.
 「それでね,信ちゃんがね,ちぇっ,こんなのいいやって言ってやめたらね ,グリーンになっちゃった」ますます,意味不明だぞ.果たしてパフォーマの運 命やいかに?無事か?
 やっぱり,シートフィーダつきのカラープリンタが必要ですね.
●明子.字を書きたい大作戦
 「明子.字,書きたいの」お母さんのパーソナルワープロを抱えて明子がだ だをこねています.
 ぼくから見れば字を書きたいなら紙にかけばいいじゃんとなるわけですが, どういうわけか,ワープロなりパソコンなりに文字を入れるというのは,紙に字 を書くのとはくらべものにならないほどハイな体験らしいのです.いやあ,こん なことを書くなんて,すっかり,ぼくも新鮮な感覚を失ってしまったもんです.
 実は年賀状作戦の第2の壁は,他ならぬどうやって字を書くか?なのです.
 パフォーマ275にはクラリスワークスがバンドリングされています.クラ リスワークスはワープロにもデータベースにも使えますから,年賀状作成に使わ ない手はありません.ただ,以前も書きましたが日本語入力をどうするかがいま だもってぼくには決められないのです.
 まさか,4歳の明子にローマ字入力を強制するっていうのも酷です.明子に はかなキー入力によるひらがな固定入力がベストかもしれません.しかし,それ では漢字を知っている信太郎には不満でしょう.さらに,ローマ字入力専門のぼ くも使うのですから事態は複雑です.4歳から39歳までがクラリスワークスを 使うとなると,いろいろな問題点が見えてくるわけです.これ,ちっとも特殊な ことではなく,家庭にパソコンが入ってくれば,ますます一般的に起こる問題点 だと思います.
 と,いうわけで,こちらの壁もいっこうに解決する様子が見えません.
●結局,年末大作戦はどうなったのか
 パワーCDのデザインにおそれを感じたことから始まった年末大作戦.どれ もちっともすすまずに本当の年末を迎えそうです.
 いいほうに考えてみれば,子ぶたたちにとってパフォーマの表面的な使い方 から,より深い使い方へと進化していく途中経過になったのかもしれません.