以前、雑誌に連載していた文章です。店のPRではなく、情報公開の一環です ・そのマシンの名は
ずばり、ペルソナ。「女神異聞録」ではない。日立製作所から出ているWindowsCE2.0マシンである。ハードディスクを内蔵しない、軽くて、ハンディなGUIマシンである。
Windowsと聞いて、この記事を読むのをやめるのはまだ早い。これが、欠点はいくつかあるモノの、用途をしぼれば、けっこう使えるおすすめマシンなのだ。
注:
「ペルソナ」という言葉は、スイスの心理学者ユングの命名による言葉だそうで、心理学の用語でもあるようです。深いですね。
・どうして買ったのか
ずばり、衝動買い。思いついたときにサッと文章が入力できて、スッと持ちあがるくらいに軽くて、ヒョッと持ち運べるハンディなパソコンが欲しくて、パソコンショップをぶらぶらしていたら、みごとにつかまってしまった。
ショップの「16メガバイトの拡張メモリサービス」という値札に目がくらみ、キーボードをちゃかちゃかしてみて、それだけで、予備知識もないままに、買ってしまったというのが正直なところである。
・ハードディスクがないマシンを使いたい
最近、Macintoshやパワーブックのサブマシンとして(あるいは、モバイル用途として)、Windowsサブノートマシンを購入するケースが増えているようだ。
ぼくが、サブノートを選ばなかったひとつの理由は、Windowsマシンにせよ、パワーブックにせよ、ハードディスクにささえられたシステムそのもの不安だからだ。一方、WindowsCEマシンはRAM・ROMマシンであり、ハードディスクを使っていない。
最近のハードディスクは、ショックに強くなったとはいえ、繊細な機械であることに、変わりは無い。
ぼくは、家族が集まるダイニングルームのテーブルでノートパソコンを使うことが多い。しかし、だれかがテーブルをふきんで拭いたり、子供たちが立ったり座ったり、あるいは、ふざけあったりするたびに、テーブルを通じてノートパソコンに伝わる振動がコワくてしかがない。そのたびに、ハードディスクが回転しないことを祈り、キーを打つ手を休めている。要するに、おくびょうなのだが、その結果として、仕事の効率が落ちてしまうわけだ。だから、ハードディスクのない実用マシンが欲しかったのだ。
・ペルソナのよいところ・気になるところ
まず、画面が(まあまあ)見やすい。8.1型バックライト付ディスプレイは、目が見えにくくなった中年のぼくにとっては、とてもうれしい。256色のカラー表示も(まあまあ)きれいだ。
つぎに、キーボードが(まあまあ)よい。キーピッチ16.5mm、キーストローク2.5mmのキーボードは、うっかりするとパワーブック2400やWindowsサブノートよりも打ちやすい。ふだんから、ミスタッチの多いぼくにとっては、とてもうれしい。
三つ目に、電源OFFの状態からでも、クイックスタートキー(8つの標準キー+2つのユーザー設定キー)を使えば、使いたいアプリケーションが即座に起動できる。また、WindowsCE2.0の起動自体、パワーキーを押すと瞬時に起動する。
4つ目はコンパクトフラッシュカードスロットがあること。これで、パワーブックとのデータ交換も楽チンだ。30メガのコンパクトフラッシュカードが2万円弱で買える。30メガもあれば、けっこう使える。なお、PCカードスロットもあるので、ATA仕様フラッシュメモリーカードも使える。
ポケットワード、ポケットエクセルのほか、和英・英和・国語辞書など、各種バンドルソフトが(ないよりは)うれしい。と、いっても、あまり欲張ってなにもかもインストールすると、ペルソナの反応がにぶくなるので、インストールするソフトは厳選したほうが身のためだ。ぼくは、バンドルソフトはひとつもインストールしていない。バンドルソフトの内容については、ペルソナホームページを参照して欲しい。
付属のワールドワイド仕様ACアダプタは小型軽量でgoodだが、ケーブルの先端近くにあるコブ(ノイズ防止用の部品だろう)がとってもおジャマ。バッテリーは3時間くらいしか持たない。バッテリがなくなってくると、警告ダイアログがしつこくネチネチと表示される。
あと、ぼくは使っていないが、ソフトモデムも内蔵されている。これは、ソフトでモデムの信号を作り出す方式のモデムで、ないよりはマシだが、ハード様式のモデムに比べると動作速度が遅くなりがちなのが難点だ。モデムを頻繁に使うのなら、PCカードモデムを別途調達したほうがよいかもしれない。
携帯電話とPHS(PIAFS)のインタフェースが標準搭載されているのはめずらしい。ケーブル一本でデジタル携帯電話、PHSとの接続が完了する。といっても、このケーブルはセットに付属せず、取り寄せになってしまうのが大欠点だ。したがって、ぼくは使ったことが無い。
・WindowsCEマシンを使えるマシンに変身させるソフトたち
ペルソナを使えるマシンにするために、ソフトの調達は最重要課題だ。なお、市販ソフトをインストールするには、Windowsマシンを用意することが基本だ。ぼくも、すなおに、Windowsマシンを使ってインストールしたのだが、オンラインソフトの多くは、Macintoshにダウンロードしてフラッシュメモリカードを使えば、簡単にインストールできる。
と、いっても、トホホな事実だが、ぼくの目下の使い道は、スケジューラとエディタだけであるからして、紹介できるのも以下の2つ(プラスアルファ)しかない。
もっとも、ソフトてんこもりで使うと、ペルソナは確実に鈍重になってしまう。目的をしぼって快適に使いたいものだ。
1:Oyajin Appointmentは使いやすいスケジューラーだ。しかもフリーソフトウェア。このソフトのおかげで、バンドルされているマイクロソフトの使いにくいスケジューラを使う必要は無い。
2:Pocket WZは軽快で超使いやすいエディタを中心としたWindowsCE対応総合環境ユーティリティだ。
6800円の市販ソフトだが、これのおかげで原稿をバリバリ書けることになるはずだ(まだ、バリバリ書いたという実績は無い)。
今までにやらなかったこととして、ぼくは、Pocket WZのメモを使って、日記を書くことにした。日記は、持ち運べてクイック起動できる携帯ツールでないと継続するのは難しい。
Pocket WZには、メールソフト、ファイラー、メモ、検索などのツールがセットになり、各ツールは連動している。
3:KeySetCE
ペルソナの10個のクイック起動キーに、任意のアプリケーションを割り当てることができる。Shiftキー、Altキー、Ctrlキーと組み合わせると40個ものアプリケーションを一発起動できる。フリーソフトウェア。
WindowsCEのアイコン表示は遅いので、クイック起動を使いこなしたい。
・LANに接続
TDKのPCMCIA LANカード(LAK-CD021BX)を使ってLAN接続した。こんなに小さなマシンでもLAN接続できるのだからびっくり。LANを介してメールを受信し、気の向いたときに読むと便利。このカードは10BASE-Tだが、パワーブックでもWindows98でも使えるので重宝している。
PERSONA(ペルソナ) HPW-200JCの特徴
見やすい8.1型大画面カラーSTN液晶(256色)搭載。
入力しやすい、16.5mmピッチの本格キーボード搭載。
PDC/PHS(PIAFS) I/Fを標準搭載。高速モデムを内蔵。
CPUに、日立の高性能RISCプロセッサーSH-3(100MHz)を搭載。
カラーモデルながら、長時間駆動を実現。
Microsoft(R)Windows(R)CE2.0日本語版の搭載によりパソコンとのデータシンクロがさらに機能アップ。
多彩な「ペルソナ」のオリジナルソフトを搭載。
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